初旬とは、いつのこと? 月の1日から10日までの10日間です。
「上旬(じょうじゅん)」とまったく同じ意味で、たとえば「12月初旬」なら12月1日〜10日を指します。
「上旬(じょうじゅん)」とまったく同じ意味で、たとえば「12月初旬」なら12月1日〜10日を指します。
この記事では、初旬・上旬・中旬・下旬の日にちを表にまとめ、「月初め」「月初(げっしょ)」との違いや、仕事で「初旬」を使うときに気をつけたいことを整理しました。
初旬とは?|1日〜10日のこと
「旬(じゅん)」は、10日間をひとまとまりにした呼び方です。
1か月を10日ずつ3つに分け、最初の10日を「初旬」または「上旬」と呼びます。
1か月を10日ずつ3つに分け、最初の10日を「初旬」または「上旬」と呼びます。
| 呼び方 | 読み方 | 日にち |
|---|---|---|
| 初旬・上旬 | しょじゅん・じょうじゅん | 1日〜10日 |
| 中旬 | ちゅうじゅん | 11日〜20日 |
| 下旬 | げじゅん | 21日〜月末 |
「初旬」と「上旬」に意味のちがいはありません。
辞書でも、初旬は「月の初めの10日間。上旬」と説明されています。
辞書でも、初旬は「月の初めの10日間。上旬」と説明されています。
あえて分けるなら、ふだんの文章や仕事でよく使われるのは「上旬」のほうです。「中旬・下旬」と並べるときも、「上旬・中旬・下旬」とそろえるのが自然です。
「初旬」は「月の初め」というイメージがわきやすく、話し言葉や手紙で使われることが多い言葉、と考えるとわかりやすいと思います。
「初旬」は「月の初め」というイメージがわきやすく、話し言葉や手紙で使われることが多い言葉、と考えるとわかりやすいと思います。
下旬だけは、月によって長さがちがう

初旬(上旬)と中旬は、どの月でも10日間です。
ところが下旬は「21日から月末まで」なので、月によって日数が変わります。
ところが下旬は「21日から月末まで」なので、月によって日数が変わります。
| 月 | 下旬の日にち | 下旬の日数 |
|---|---|---|
| 31日まである月(1・3・5・7・8・10・12月) | 21日〜31日 | 11日間 |
| 30日までの月(4・6・9・11月) | 21日〜30日 | 10日間 |
| 2月(うるう年でない年) | 21日〜28日 | 8日間 |
| 2月(うるう年) | 21日〜29日 | 9日間 |
「2月下旬にお届け」と言われたら、28日までの8日間です。
ほかの月の感覚で「月末の前の10日くらい」と思っていると、思ったより早く2月が終わってしまうので注意してください。
ほかの月の感覚で「月末の前の10日くらい」と思っていると、思ったより早く2月が終わってしまうので注意してください。
「月初め」「月初(げっしょ)」との違い
初旬と似た言葉に、「月初め(つきはじめ)」「月初(げっしょ)」「月頭(つきあたま)」があります。
どれも月の最初のころを指しますが、何日までかははっきり決まっていません。
どれも月の最初のころを指しますが、何日までかははっきり決まっていません。
| 言葉 | 指す期間 | ポイント |
|---|---|---|
| 初旬・上旬 | 1日〜10日 | 期間がはっきりしている |
| 月初め・月頭 | 月の最初の数日 | 人によって「1日だけ」〜「最初の1週間」まで幅がある |
| 月初(げっしょ) | 月の最初の数日 | 会社によっては「1日」や「最初の営業日」の意味で使う |
| 中頃 | 月のまん中あたり | 日にちは決まっていない |
「月初めに連絡します」と言われて1日に連絡を待っていたら、相手は5日ごろのつもりだった——ということも起こりえます。
個人的には、日にちをはっきりさせたいときは「初旬」よりも、さらに「◯日まで」と書くのがいちばん確実だと感じます。
個人的には、日にちをはっきりさせたいときは「初旬」よりも、さらに「◯日まで」と書くのがいちばん確実だと感じます。
「中頃」と「中旬」の違いは、こちらでくわしく整理しています。
→ 「中頃」は何日?「中旬」「半ば」との違いと誤解されない使い方
→ 「中頃」は何日?「中旬」「半ば」との違いと誤解されない使い方
仕事で「初旬」を使うときの注意
「12月初旬に納品します」「来月初旬にお返事します」のように、初旬は予定を伝えるときによく使われます。
ただ、受け取る人によって受け止め方がずれることがあります。
ただ、受け取る人によって受け止め方がずれることがあります。
- 「初旬まで」と「初旬に」……「初旬まで」は10日までに終わる、「初旬に」は1日〜10日のどこかで、という意味。似ていますが、相手の待ち方が変わります
- 土日・祝日……10日が休日なら、実際の締め切りは前の平日になることがあります
- 年末年始・大型連休……「1月初旬」は、お正月休みで実質数日しかないことも
大事な締め切りは、「12月初旬(10日まで)」のように日にちを添えると、行きちがいがなくなります。
相手から「初旬に」と言われたときも、「10日までと考えてよろしいですか」とひとこと確かめておくと安心です。
相手から「初旬に」と言われたときも、「10日までと考えてよろしいですか」とひとこと確かめておくと安心です。
初旬・上旬の例文|そのまま使える言い方
メールや手紙で使いやすい形を、場面ごとにまとめました。
日にちを添える形もあわせて載せています。
日にちを添える形もあわせて載せています。
| 場面 | 例文 |
|---|---|
| 納品・発送の予定 | 商品は12月上旬(10日まで)に発送いたします。 |
| 返事の約束 | お返事は来月初旬にお送りします。遅くとも10日までにはご連絡します。 |
| 日程の相談 | 打ち合わせは1月中旬以降でご都合のよい日を教えていただけますか。 |
| お知らせ | 新しい窓口は4月上旬に開設する予定です。 |
| 手紙・はがき | 3月初旬、庭の梅がほころびはじめました。 |
仕事のメールでは「上旬」、季節の便りなどやわらかい文章では「初旬」を使うと、文章の雰囲気になじみます。
どちらを使っても意味は同じなので、迷ったら「上旬」で大丈夫です。
どちらを使っても意味は同じなので、迷ったら「上旬」で大丈夫です。
よくある疑問
そもそも「旬」とはどういう意味?
「旬」には、もともと10日間という意味があります。「旬日(じゅんじつ)」と書くと、10日ほどの短い日数のことです。
野菜や魚の「旬(しゅん)」と同じ漢字ですが、読み方も意味もちがいます。
野菜や魚の「旬(しゅん)」と同じ漢字ですが、読み方も意味もちがいます。
「初旬」は英語で何と言う?
英語では early December(12月初旬)、at the beginning of December のように言います。
英語でも、はっきりさせたいときは by December 10(12月10日までに)と日にちで伝えるのが確実です。
英語でも、はっきりさせたいときは by December 10(12月10日までに)と日にちで伝えるのが確実です。
初旬の読み方は?
「しょじゅん」と読みます。上旬は「じょうじゅん」、中旬は「ちゅうじゅん」、下旬は「げじゅん」です。
10日は初旬?中旬?
10日は初旬(上旬)です。中旬は11日からです。同じように、20日は中旬、21日からが下旬になります。
31日は下旬?
はい、31日は下旬です。下旬は「21日から月末まで」なので、31日まである月は下旬が11日間になります。「上旬・中旬・下旬」のどれにも入らない日はありません。
「年初」「年始」は初旬と同じ?
ちがいます。「年初」「年始」は、1年の初めのころを指す言葉で、決まった日数はありません。
「1月初旬」なら、はっきり1月1日〜10日です。
「1月初旬」なら、はっきり1月1日〜10日です。
年内・年度内はいつまで?
「年内」は12月31日まで、「年度内」はふつう3月31日までです。くわしくはこちらにまとめています。
→ 「年内」はいつまで?|12月31日か仕事納めか、年度内との違いも
→ 「年内」はいつまで?|12月31日か仕事納めか、年度内との違いも
まとめ|初旬とは1日〜10日のこと

- 初旬は、月の1日〜10日。上旬と同じ意味
- 中旬は11日〜20日、下旬は21日〜月末
- 下旬だけは月によって長さがちがい、2月は8日間(うるう年は9日間)
- 「月初め」「月初」「中頃」は、何日までか決まっていないあいまいな言葉
- 大事な予定は「初旬(10日まで)」のように日にちを添える
ことばの意味がはっきりすると、予定の行きちがいもぐっと減ります。
手帳やカレンダーに書くときの、ちょっとした目安にしてみてください。
手帳やカレンダーに書くときの、ちょっとした目安にしてみてください。
