iPhoneが盗まれたら?まずやるべきこと
突然iPhoneが見当たらなくなると、誰でも強い不安を感じてしまいますよね。
外出先や人の多い場所で気づいた場合は、「どこで落としたのかな…」「もしかして盗まれた?」と、頭の中が一気に混乱してしまいがちです。
さらに、「しかも電源が切れているみたい…」という状況になると、
・もう探すことはできないの?
・何から手を付ければいいの?
と、不安が何倍にも膨らんでしまう方も少なくありません。
でも大丈夫です。
まず大切なのは、今できること・できないことを正しく知り、焦らず順番に行動することです。
感情的に動いてしまうと、あとから「やらなければよかった…」と後悔する行動につながることもあるため、ここは一度落ち着きましょう。
実は、電源がオフになっているiPhoneでも、
- 最後に確認された位置情報を把握すること
- 電源が再び入った瞬間に通知を受け取れるよう準備すること
- 写真や連絡先、アカウントなどの大切な個人情報を守る対策を進めること
といった対応は可能です。
「電源オフ=何もできない」というわけではありません。
希望を持って一つずつ進めていきましょう。
一方で、焦りから
- 自分一人で現地に探しに行く
- SNSで状況を詳しく投稿する
- 突然届いた不審な電話やメッセージに応じてしまう
といった行動を取ってしまうと、思わぬトラブルや二次被害につながる可能性があります。
個人情報を聞き出そうとする詐欺も多いため、慎重さがとても大切です。
この記事では、スマートフォンにあまり詳しくない方や、初めてこうしたトラブルに遭った方でも安心できるように解説していきます。
iPhone盗難時の初動チェックリスト
まずは、深呼吸をして落ち着き、状況を整理することから始めましょう。
慌てて行動してしまうと、大切な確認を飛ばしてしまったり、あとから手間が増えてしまうことも少なくありません。
この最初の段階で、少し時間を取って整理することが、その後の対応をスムーズに進める大きな助けになります。
スマホが手元にない状況でも、頭の中を一度落ち着かせるだけで、取るべき行動が見えやすくなりますよ。
「いつ」「どこで」「どんな状況だったか」を思い出すだけでも、
盗難なのか、それとも紛失なのかを考えるための大切な判断材料になります。
完璧に思い出せなくても大丈夫です。分かる範囲で整理していきましょう。
盗難か紛失かを判断するポイント
次に、以下の点を一つずつ、落ち着いて確認してみてください。
すべて当てはまる必要はなく、「思い当たるかどうか」を考えるだけで十分です。
- 最後に使った場所を、できるだけ具体的に思い出してみる
- 移動中に落とした可能性がないか、立ち寄った場所や動線を振り返る
- 電源が急に切れていないか、バッテリー残量に心当たりがあるか
- 見知らぬ場所へ、短時間のうちに移動していないか
例えば、電車やバスで移動中に使っていたのに、その後まったく心当たりのない場所が表示されている場合は、第三者の手に渡っている可能性があり、盗難の可能性が高まる傾向があります。
一方で、自宅や職場、よく利用するお店の周辺で位置情報が止まっている場合は、カバンの中や机の引き出しなどに置き忘れているケースも少なくありません。
身の回りをもう一度、ゆっくり確認してみるのも大切です。
最初に確認しておきたい情報
手続きで必要になる情報を、あらかじめ整理しておきましょう。
事前にまとめておくことで、警察や携帯会社への連絡が落ち着いて行えるようになります。
- 最後に使った日時(正確でなくても、おおよそで問題ありません)
- 使った場所や移動した経路
- 直前に行っていた操作(支払い、写真撮影、通話、アプリ利用など)
これらの情報を、紙やメモアプリなどに書き留めておくと、説明がしやすくなり、やり取りもスムーズに進みやすくなります。
結果的に、対応にかかる時間や精神的な負担を減らすことにもつながります。
自分の安全を最優先に
「近くにあるみたいだから、今から取りに行こうかな…」
と思ってしまう気持ちは、とても自然なものです。
大切なiPhoneだからこそ、すぐにでも取り戻したいと感じますよね。
しかし、自分で直接回収しに行くのはおすすめできません。
相手が誰か分からない状況で近づくことは、思わぬトラブルや、身の危険につながる可能性があります。
不安なときほど、無理をせず、警察や携帯会社、公式サポートなどの力を借りることが大切です。
自分の安全を第一に考えながら、一つひとつ確認し、冷静に次のステップへ進んでいきましょう。
電源オフのiPhoneは追跡できない?
よく「電源が切れたら、もう追跡はできない」と言われることがありますが、これは半分正解で、半分は少し誤解があります。
確かに、電源が完全にオフになっている間は、リアルタイムで現在地を表示することはできません。
ただし、それで「何もできなくなる」というわけではない点を、まず知っておいてくださいね。
「探す」機能の基本
iPhoneには「探す」という標準機能があり、普段あまり意識していなくても、多くの方がすでに利用できる状態になっています。
この機能を使うことで、電源がオフになった場合でも、次のような情報を確認できます。
- 最後にiPhoneが通信できたときの位置
- その位置が記録されたおおよその日時
- 電源が再び入ったときに通知を受け取る設定
「最後に確認された位置」は、落とした可能性が高い場所や、状況を整理するための大切な手がかりになります。
知っておきたい注意点
一方で、事前に理解しておきたい大切な注意点もあります。電源オフ中は“今この瞬間の場所”を示すことはできません。
画面に表示されるのは、最後に通信できた時点の位置情報です。
そのため、地図が表示されていても、「そこに今もiPhoneがある」とは限らない点には注意が必要です。
とはいえ、「完全に何もできない状態」ではありません。
最後の位置情報をもとに状況を判断したり、電源が入ったときにすぐ気づけるよう準備をしておくことで、その後の対応がしやすくなります。
過度に期待しすぎてしまうと、位置が更新されないことで余計に不安になってしまうこともあります。
できること・できないことを冷静に受け止めながら、今できる範囲での対策を一つずつ進めていくことが、とても大切です。
電源オフ時の追跡手順
ここからは、電源がオフになっている場合でも実際にできる行動を、順番に整理していきます。
一つひとつは難しい操作ではありませんので、慌てず、確認する気持ちで進めてくださいね。
STEP1
iCloudにログインし、「探す」から対象のiPhoneを選びます。
このステップは、現状を把握するためのとても大切な作業です。
- 最後に確認された位置をチェックする
- その位置が記録された日時を確認する
地図と日時を見ることで、
「どのタイミングまでは使えていたのか」
「落とした可能性が高い時間帯や場所はどこか」
といった状況が整理しやすくなります。
STEP2
次は、見つかる可能性を高めるための設定を行います。
- 「オフラインで探す」が有効になっているか確認する
- 紛失モードをオンにして、端末をロックする
- 連絡先メッセージを表示し、拾った人が連絡できるようにする
これらを設定しておくことで、電源が入った瞬間や通信が復活したタイミングで、位置情報が更新されたり、通知が届く可能性があります。
STEP3
しばらく待っても位置情報が更新されない場合は、状況を整理し、次の行動を考える段階に入ります。
- これまでの移動パターンを振り返り、可能性を整理する
- 第三者の手に渡っている可能性も視野に入れる
この時点では、「まだ見つかるかもしれない」と期待しつつも、盗難の可能性を前提に、冷静に準備を進めることが大切です。
無理に探そうとしたり、自分だけで解決しようとせず、次の公式対応(警察・携帯会社への連絡)へ進む準備を整えましょう。
盗難と判断したら?
盗難の可能性が高いと判断した場合は、気持ちを切り替えて公式な対応を順番に進めることが大切です。
この段階では、「自分で何とかしよう」と抱え込まず、公的機関やサポート窓口を頼ることで、被害の拡大を防ぎやすくなります。
警察への届け出
まずは警察へ連絡し、紛失・盗難届を提出します。
電話やオンラインで相談できる地域もありますので、無理のない方法を選びましょう。
警察へ連絡する際は、次の情報を伝えると手続きがスムーズに進みやすくなります。
- IMEI(端末識別番号)
- 最後に確認された位置情報
- 紛失・盗難に気づいた日時や状況
これらの情報は、盗難届の内容を正確にするために重要です。
また、後から携帯会社や保険会社へ連絡する際にも役立つことがありますので、控えとして手元に残しておくと安心です。
携帯会社への連絡
次に、契約している携帯会社へ連絡し、回線停止の手続きを行いましょう。
回線を止めることで、
- 通話や通信の不正利用
- なりすましによる被害
を防ぐことができます。
「まだ見つかるかもしれない…」と迷う気持ちもあるかもしれませんが、個人情報を守るためにも、早めの連絡がおすすめです。
回線停止後の再開方法についても、その場で確認しておくと安心です。
Appleへの報告
警察や携帯会社への連絡とあわせて、Appleサポートにも状況を伝えておきましょう。
Appleに報告しておくことで、
- 端末の状態についてのアドバイスが受けられる
- 今後取るべき対応の確認ができる
といった安心材料につながります。
公式サポートを活用しながら、一人で抱え込まず、落ち着いて次のステップへ進んでいきましょう。
遠隔ロック・消去をするべきか?
iPhoneが見つからない状態が続くと、「このまま待つべき?」「もう消去したほうがいいの?」と迷ってしまいますよね。
どちらを選ぶかは状況によって変わるため、それぞれの役割と注意点を理解したうえで判断することが大切です。
紛失モードのメリット
紛失モードは、
「まだ見つかる可能性がある」「誰かが拾ってくれるかもしれない」
という段階で、とても心強い機能です。
- 端末を遠隔でロックでき、第三者が操作できなくなる
- 画面に連絡先を表示でき、拾った人からの連絡につながりやすい
この状態にしておくことで、個人情報を守りながら、iPhoneが手元に戻ってくる可能性を残すことができます。
位置情報の更新や通知を待ちたい場合は、まず紛失モードを選ぶのがおすすめです。
遠隔消去の注意点
一方、遠隔消去は最終手段と考えておくと安心です。
- 実行すると、位置情報の追跡ができなくなる可能性がある
- 写真やデータが端末から削除されるため、バックアップの有無が重要
「第三者に渡っている可能性が高い」「個人情報の流出が心配」と感じた場合には、
端末を守るために有効な選択肢となります。
ただし、一度消去すると元に戻すことはできません。
iCloudなどにバックアップが取れているかを確認し、本当に戻ってこないと判断できた段階で実行するようにしましょう。焦らず、状況に合わせて選択することが大切です。
見つかった後・見つからない場合の安全対策
ここでは、iPhoneが「見つかった場合」と「残念ながら見つからない場合」それぞれで、
必ず行っておきたい安全対策を整理してご紹介します。
どちらのケースでも、あとから不安や被害が広がらないよう、落ち着いて一つずつ確認していくことが大切です。
見つかった場合
iPhoneが無事に手元に戻ってきた場合でも、
「見つかったから安心」とすぐに元の使い方に戻るのは少し注意が必要です。
第三者の手に渡っていた可能性を考え、最低限のセキュリティチェックを行っておきましょう。
- パスコードを変更し、以前の番号は使わないようにする
- Apple IDに不審なログイン履歴がないか確認する
- 設定やアプリに見覚えのない変更がないかチェックする
パスコードは、誰かに見られていた可能性もゼロではありません。
この機会に、推測されにくい番号へ変更しておくと安心です。
見つからない場合
一方、しばらく待ってもiPhoneが見つからない場合は、
個人情報を守る行動を優先して進めていきましょう。
端末が戻らない前提で対策を取ることで、後からの被害を防ぎやすくなります。
- Apple IDのパスワードを変更し、他の端末からも再ログインする
- 二段階認証が正しく設定されているか確認する
- クレジットカードや決済サービスの利用履歴をチェックする
あわせて、
銀行口座やショッピングサイトなど、iPhoneで利用していたサービスについても、念のためログイン履歴や通知を確認しておくと安心です。
また、
「iPhoneが見つかりました」「確認が必要です」
といった内容の不審な連絡やメールが届くことがありますが、公式以外からの連絡には反応しないよう注意してください。
焦らせる文面のものほど、慎重に対応することが大切です。
今すぐできる予防策
ここからは、万が一の事態に備えて今日からすぐにできる予防策をご紹介します。
どれも難しい設定や特別な知識は必要なく、少し時間を取るだけでいざというときの安心感が大きく変わるものばかりです。
「探す」機能がオンになっているかを確認する
設定画面から簡単に確認できます。
オフになっていると、紛失時にできる対応が大きく限られてしまいます。
強力なパスコードを設定する
誕生日や連続した数字は避け、推測されにくい番号にしましょう。
可能であれば、顔認証や指紋認証も併用すると安心です。
定期的にバックアップを取る
写真や連絡先、アプリのデータを守るためにとても重要です。
自動バックアップをオンにしておくと、手間なく続けられます。
人混みでの扱いに注意する
電車やイベント会場では、カバンの中やポケットの位置を意識しましょう。
操作中も周囲に注意を向けるだけで、盗難リスクを下げることができます。
こうした小さな積み重ねが、
「もしものとき」に慌てず行動できる心の余裕につながります。
少しの設定で、万が一のときの安心感は大きく変わります。
最後に
最後に、よくある疑問と、覚えておくと役立つポイントをまとめておきます。不安な時ほど、基本的な疑問が頭に浮かびやすいものです。
電源オフでも通知は受け取れる?
電源が入った瞬間に通知が届く設定が可能です。
SIMを抜かれたらどうなる?
位置情報の取得が難しくなる場合がありますが、他の対策は続けられます。
海外に持ち出されたら?
国内と同じように「探す」機能で状況を確認できます。
最後に、警察・携帯会社・iCloudに伝える情報をあらかじめメモしておくと、いざというときに落ち着いて行動できます。
不安な時こそ、一人で抱え込まず、この記事を見返しながら、落ち着いて一つずつ対応していきましょう。

