急な入院時に最適なバッグを解説!スーツケースはおすすめできない?

急な入院時に最適なバッグ 生活

突然の体調不良や検査入院など、予期せぬタイミングで急な入院が必要になることがあります。そんな時、慌てて準備するよりも、日頃からある程度の備えをしておくと安心ですよね。

入院時に持っていくバッグは、使いやすさや容量、持ち運びのしやすさがとても大切です。

この記事では、急な入院時に最適なバッグの選び方や、おすすめのバッグの種類について詳しくご紹介します。いざという時に困らないよう、今からしっかり備えておきましょう。

最低限持っていきたい必需品とは

急な入院でも必要になるものは意外と多く、忘れてしまうと不便な思いをすることもあります。

スマートフォンの充電器、保険証、診察券、フェイスタオルとバスタオル、歯ブラシや歯みがき粉などの洗面用具、下着、パジャマなどが最低限のセットになります。

スリッパやティッシュ、ウェットティッシュ、ペンとメモ帳など、病院での生活に欠かせない小物も意外と役立ちます。

これらは病院で貸し出されるとは限らず、売店で購入する手間や費用もかかるため、あらかじめ自分用を用意しておくと安心です。

事前に準備しておくと安心なアイテム

入院時に必要なアイテムは、あらかじめポーチや小分けの袋に整理しておくと、家族に頼む場合でもすぐに取り出してもらえるので便利です。

「いつもの薬」「メガネやコンタクト」「耳栓やアイマスク」「生理用品」「絆創膏」など、自分にとって必要不可欠なものは優先的にまとめておきましょう。

薬は、お薬手帳と一緒にジッパー付きの袋に入れておくと安心です。また、入院経験のある方は「これがあってよかった」リストを作っておくと、次回以降にも役立ちます。

家族と共有できるよう、メモ書きや付箋などで分かりやすくしておくのもおすすめです。

スーツケースがおすすめできない理由

スーツケースのメリットとデメリット

スーツケースは旅行や出張などの際に活躍する便利なアイテムで、大容量で荷物をまとめやすく、整理整頓もしやすいというメリットがあります。

キャスター付きで転がして運べるため、一見すると入院にも使えそうに感じられるかもしれません。しかし、急な入院という特殊な状況では、デメリットの方が多く目立ってしまうのです。

階段や段差のある病院では重さがネックになり、持ち上げて運ぶのが大変です。

一般的な病室は広くないため、ベッドの横や足元にスーツケースを置こうとしてもスペースが足りず、無理に置こうとすると他の荷物や動線の妨げになる可能性があります。

加えて、開閉の際にスペースが必要な点も不便で、柔軟性に欠けるのも難点です。

病院内での取り回しやスペース問題

病院の中は、日中でも比較的静かな空間であることが多く、特に深夜や早朝は物音が響きやすい環境です。

そんな中で、スーツケースのキャスター音がガラガラと鳴ると、他の入院患者さんに不快感を与えることもあります。

キャスターの素材や路面の状態によっては、思っている以上に音が響くため、病院という配慮が必要な場所にはあまりふさわしくないのです。

エレベーターの使用が混雑している場合や、病棟によっては階段の使用を求められることもあり、スーツケースを抱えて移動するのは体力的にも厳しい場面があります。

病室内でもスーツケースを広げるスペースがなかったり、ベッドの下に収納できないことで、かえって邪魔になってしまうケースもあるため、注意が必要です。

急な入院に適したバッグの条件とは?

急な入院に適したバッグには、いくつかの条件があります。まず第一に「軽さ」。手に持っても肩にかけても負担にならないことが重要です。

次に「中身の視認性」。開けたときにすぐに必要なものが見つかるよう、広く開くファスナーや仕切りがあると便利です。

そして「可搬性」。ショルダーストラップ付きの肩掛けタイプや、リュックタイプなど、状況に応じて持ち方を変えられるタイプが理想的です。

病室で置きやすく、ベッド下や足元に収まりやすい柔らかい素材のバッグは、スペースの限られた環境でも活躍します。

外側ポケットがあると、小物の出し入れがしやすく、看護師さんや家族が必要なものを取り出しやすいというメリットも。

入院という非日常の中でストレスを減らすためにも、使いやすさと周囲への配慮を兼ね備えたバッグ選びが大切です。

急な入院におすすめのバッグ5選

① バックパック:両手が空く&収納力抜群

バックパックは両手が使えるため、手続きや移動がスムーズです。ポケットが多く、小物の整理がしやすいのも魅力。

軽量で体にフィットするタイプを選ぶと、長時間背負っても疲れにくく、身体への負担も少ないです。

入院中の移動や検査などで荷物を持ち運ぶ際にも便利。防水性のある素材なら、雨天でも安心です。サイドポケットには飲み物や小物を入れて、すぐに取り出せる工夫もできます。

② トートバッグ:開閉しやすく中が見やすい

トートバッグは物の出し入れが簡単で、病室で必要なものをすぐ取り出せるのが嬉しいポイント。底が広めで自立するタイプだとさらに便利です。

開口部が大きく中が見やすいため、必要なものをサッと見つけやすいのもメリット。素材が柔らかく軽量なものなら、ベッドサイドにも置きやすく、スペースを有効に使えます。

肩掛けできるストラップ付きであれば、持ち運びもしやすくなります。

③ ボストンバッグ:1泊〜数日の入院に最適

旅行用としても使われるボストンバッグは、柔らかい素材が多く、病室のスペースに応じて置き方を工夫できます。

手持ちと肩掛けができる2WAYタイプが便利です。ファスナー付きでしっかりと閉じられるタイプなら、荷物が飛び出す心配もありません。

外ポケットがついていれば、すぐに取り出したいものを入れておくのに便利です。さらに、ナイロン製や撥水加工されているものを選べば、急な天候変化にも対応可能です。

④ キャリー付きソフトバッグ:高齢者に優しい選択肢

車輪がついたタイプでも、ソフト素材で音が静かなものならOK。高齢者や荷物が多い場合には、無理なく運べるという利点があります。

取っ手が伸縮可能で握りやすいタイプを選ぶと、負担が少なく快適です。外出時には引いて運び、病室では手持ちや肩掛けに切り替えられる多機能タイプも増えています。

車輪がゴム製のものは静音性が高く、病院内でも音が気になりません。内部が広く仕切り付きなら、整理整頓もしやすくなります。

⑤ 仕分けポーチ:整理整頓と取り出しやすさに◎

メインバッグの中にポーチをいくつか入れておくと、薬・洗面用具・着替えなどを分けて収納でき、病室での生活がぐんと快適になります。

透明なビニール素材のポーチなら中身が一目で分かり、必要な物を素早く取り出せます。色やラベルで分類しておくと、家族が荷物を取りに来たときにも迷わず見つけられます。

防水性のある素材なら、万が一の液漏れにも安心。チャック付きでしっかり閉じられるタイプを選ぶと、持ち運び中も安心です。

バッグ以外にも大切!入院準備のポイント

忘れがちな入院グッズチェックリスト

以下のようなチェックリストを作成・印刷しておくと、いざという時に役立ちます:

  • 保険証・診察券:診察時に必須。
  • お薬手帳・常備薬:飲み合わせの確認や処方にも必要。
  • 着替え・下着:1日2セットを目安に。
  • 洗面用品・タオル:歯ブラシ、歯みがき粉、洗顔料、フェイスタオル、バスタオルなど。
  • スマホ・充電器:連絡や暇つぶしにも役立ちます。
  • 小銭・現金:テレビカードや売店利用に便利。
  • ティッシュ・ウェットティッシュ:日常の清潔保持に。
  • ボールペンとメモ帳:医師の説明やスケジュールの記録用。
  • 替えのマスク:感染対策として複数枚持参が理想。
  • スリッパまたは室内履き:病院内の移動時に必須。
    これらを項目ごとに分けて、A4サイズでチェック欄付きのリストを作っておくと、家族にも頼みやすくなります。

季節別・女性向けに気をつけたいアイテム

入院期間中の快適さは季節に大きく左右されます。

  • 夏場:冷房による冷え対策として、薄手のカーディガン、レッグウォーマー、腹巻きがおすすめです。また、汗対策として制汗シートや替えのインナーも重宝します。
  • 冬場:加湿グッズ(ミニ加湿器、マスク型加湿器)、乾燥対策としてリップクリームや保湿ローション、ハンドクリームを忘れずに。保温性の高い靴下やネックウォーマーもあると安心です。
  • 通年:女性にとっては生理用品、ショーツライナー、基礎化粧品なども入院バッグに入れておくと、突然の体調変化にも対応しやすくなります。

まとめ

急な入院ではバッグの持ちやすさや取り回しがとても重要。スーツケースよりも、軽量で柔らかく、中身が取り出しやすいバッグがおすすめです。

突然の入院でも慌てずに済むよう、日頃から必要なものをまとめておくことが大切です。バッグも含めて、使いやすさを意識した準備が安心につながります。

入院の備えは自分のためでもあり、家族のためでもあります。入院セットの内容や保管場所を一緒に確認しておくことで、万が一の時に心強い助けになります。

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